土間屋日記 第4話
「見えないところで勝負する仕事」
朝6時。
まだ空気が冷たい現場にトラックが入る。
コーヒー片手に、今日の段取りを確認。
図面を見て、土間の高さを確認して、材料を準備する。
この仕事、完成したら誰も気づかない。
でも、俺たちは知ってる。
床が平らなのは
床が綺麗なのは
工場が使いやすいのは
全部、土間屋の仕事だってことを。
左官や大工は目立つ。
でも土間屋は縁の下の力持ち。
だけどな。
この仕事、
ズレたら全部終わり。
1ミリの高さの違いで
水が流れなくなる。
1ミリの狂いで
フォークリフトが跳ねる。
だから俺たちは
レーザー見て、神経使ってコンクリートを均す…
ミキサー車が来て
ポンプでコンクリートを送り
一気に流し込む。
ここからは時間との戦い。
コンクリートは
待ってくれない。
乾く。
固まる。
止まらない。
だから走る。
トンボで広げてレーキで均して金鏝で仕上げる。
汗だくになりながら
黙々と作業。
気づいたら夕方。
現場に残るのは
鏡みたいに光る床。
誰も知らない。
でも俺たちは知ってる。
今日もまた
完璧な土間を作ったことを。
これが俺たちの仕事。
土間屋。
派手じゃない。
でも日本の建物を支えてる。
株式会社 太星
全国の現場で仲間募集中。
未経験OK
直行直帰OK
社会保険完備
全国現場あり
やる気ある奴、来い。
土間は嘘つかない。
腕で飯を食う世界だ。